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萌え出づるところの感想ブログ

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キャラソンCD聞いて萌え上がった。
※CD内容ネタばれです!

リクオ×鴆「人間についての対処方法」

卵酒ってはじめて飲んだ。いやあれを卵酒と言って良いのかわかんないけど。予想よりもずいぶん違った味を思い出してリクオは眉をひそめた。
あと喉にねぎもはじめて巻かれた。巻かれたというより絞められたが正しいけど。
さらに水風呂にもはじめて入った。カゼ悪化したけど。
リクオは眉をひそめる。いかんいかんこれじゃ鴆君になっちゃう、と思い額に手を当てる。

なんか違う気がする。いや人間用カゼの対処方法って言ったら間違っていないとは思うんだけど。
なんか古いし、なんか民間療法っぽい。間違っていないんだけどこのままだとちょっと困るかも。今後のことを考えると不安だ。でもどうすれば良いんだろう、とリクオは熱にうなされた頭で考えた。

「リクオ~ご飯食べたらお薬飲みなさいよ。今日鴆君お薬は持ってこなかったんでしょ?」
若菜がおかゆの膳を下げながら呟く。鴆君も倒れちゃったし、大丈夫かしら~?母親ののんびりした声を聞きながらリクオはため息をついた。
「風邪薬って飲むの久しぶりかも…」
奴良組の跡目の件に関していろいろあって、5年ぶりの再会を果たしたあと鴆はリクオがカゼなり怪我なりすると新築した薬鴆堂から妖怪用の薬(この場合漢方が正しい)を引っさげてやってくるのが常になっていた。人間用の薬を飲むのは久しぶりだ。久しぶりだと効くかな、などと思い薬箱の中の薬を探した。
小児用のそれを白湯で流し込む、科学的な、フルーツの味。いつもの苦さとは違う、お菓子みたいな甘さ。
別に鴆が持ってくる薬湯が嫌いなわけじゃない。けれど人間の薬の味は新鮮で結構効きそうだなと思った。
「明日には直るかな…」
明日なら鴆も復活しているだろうか?自分の風邪が治っていなかったらまた本家に訪れるに違いない。
そのときにまた人間の療法を学んできて、実践されたら厄介だ。まずは直すこと第一。
来てくれるのはすごい嬉しい。薬をせんじてくれたり、勝手口にたって体に良いものを作ってくれたり、そういうのはすごい嬉しい。熱にうなされているときに心配そうに手に額を当ててくれたときとか、不謹慎だけど、カゼになってよかったかも、とさえ思ってしまう。
でも心配されすぎてつっぱしってしまわれるのも困る。鴆の体だって大事にしなければならないのだし。

明日もし会ったら、鴆君が来てくれるだけで十分だって言おうかな、でも鴆君は「薬師の自分が何も出来ないなんて」っていうような気もする。
だけどほんとに来てくれるだけで良いんだけどな、そばにいてくれるだけで、すごい安心する。
やっぱり言おう、寝てれば直るよ、でも良かったら、見に来てくれると嬉しいな。

やさしくしてくれるだけで、十分なんだ。

リクオは薬箱を閉めようとした。と、さっき飲んでいた薬の箱の文字が目に入る。

『この薬の半分は、やさしさで出来ています。』

うん、人間のカゼの対処法って、こうだよね。
鴆君にも教えてあげよう。

END

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