NEXTで奴良孫、終わりましたね…!
どうなるのかなあ、どうやって終わるのかなあ、と悶々としてましたが、終わったらなんか胸いっぱいで、嬉しいようなさみしいような感じでした。
以下奴良孫最終回感想です。がうまくまとまってないので時間のある方だけどうぞ。
◎羽衣狐とのアレ。
最後に羽衣狐とかさねて晴明倒すのはつまり義理のお母さん(敵勢力トップ)みたいな人に協力してもらってその子供を倒すっていう紛れもないドロドロ血縁関係でした。そもそもお父さんの前妻がいてその人に「もし息子がいたらお前のようだったかもしれない」っていわれた時点で覚悟はしておくべきだったのかもしれません。
親子関係がうまくいかないとかはリアルな話(現実でもよくあるし、だから漫画とか小説とかいろんなもののテーマになる)なんだけど羽衣狐さんと晴明の決裂は方向性の違いなんでしょうか?羽衣狐さん自分の子供を生き返せるのに精一杯で晴明のことを何も考えていなかったベクトル?そんで子供の晴明はお母さんも好きだけど僕はちがうものを見て行きたいんだベクトル?
羽衣狐さんと山吹乙女の共通点は「子供自体の欲求」で羽衣狐さんは普通に一番最初の妖怪だった頃の晴明を生き返らせたくて、山吹乙女さんは未だ見ることのない我が子に会いたくて、多分それだけでその子供が何を考えていうのかとかは考えてない感じに見えました。
◎親と子供のアレ。
晴明はお母さん(羽衣狐)が殺されたことで、新たな野望が生まれてしまったという理解でよいんでしょうか。野望というのはお母さんと楽しく暮らすよりも自分が妖怪と人間のの世界をこう変えて行きたいという野望。で結果的にお母さん(羽衣)<野望(=お母さんより野望が大切) になっちゃった。大人と子供の関係なんてきっとそんなものですよねー。で、その時点でお母さん(羽衣狐)は旧世界:古い考えを持ったただの邪魔な人になっちゃったりして。
京都編まではお母さん(羽衣狐)が人間に無残に殺された結果晴明にはお母さん以上にもっとやりたいことができた。妖怪の新世界の創造。で、お母さんは京都だけで充分みたいな考えの人で旧式すぎて考えが合わない。だから晴明は羽衣狐を殺す。
京都編以降、お母さん(羽衣狐)は考える。息子さえ復活すれば息子が王様になって万歳だと思っていた。でも殺された。それはなぜか?晴明は何を考えていたのか?そして同時に依代の山吹乙女にも引っ張られる。自分が産めなかった息子(リクオ)はなにを考えているのか?
羽衣狐は考えた結果、そして依代に引っ張られた結果、自分が生んだ息子の野望よりも自分が産めなかった息子の野望に協力する…という感じに読めました。すごいなあドロドロだなあ。
あと引っ張られるといえどもその息子(リクオ)にとって実は羽衣狐はお父さんの敵(鯉伴)だっていう。
あああああドロドロ!!!!!
◎一緒になれなかったアレ。
とりあえず晴明関係では吉平が最高にかわいそうだと思います!あのひとかわいそう!お母さんと子供に挟まれてとてもかわいそう!
でも多分リクオも直接親子関係に挟まれてはいないけど、人間と妖怪という立場では吉平と同じ立場なんだなあ、とおもって愕然としました。ツイッターで「リクオが一番かわいそう」みたいなツイートを複数拝見していて、リクオ、かわいそうなのかな?かわいそうなのかな??って悶々としてましたが、考えてみればその通りかわいそうなのかもしれないです。百物語の時とか、板挟みで辛かったし。
因縁がひどくて、ぐるぐるまきにされてて、人間にも妖怪にもなれて同時になれなくて。
妖怪の総大将になるといいながら、最後は最後で畏を使いはたいして人間という…最後に昼と夜の人格統合とか来るのかなあ、最終的には夜メインなんだろうなあと思っていたら、昼だった!
一緒になれないことも、別々だけどどっちもどっちつかずで板挟みだってことも、最初から最後まで変わらなかった!
◎鴆さんの最後のアレの感想。
すごい気になってるんですけど…また消化できていません。
鴆さんはもうずっと後方部隊で戦ってなくて治療してて…で、最後の最後で治療を止められるという。!?!?って感じです。しかも氷麗に止められて、氷麗は羽衣狐にリクオを託すっていう…
◎猩影のアレの感想。
うちは!猩影鴆押しなんで!(ここ前提)でも猩影が氷麗を気にしていらしたので…はい。
でもうちは猩影鴆押しなんで。すみません。ここは譲れないんで。
とりあえず猩影は埼玉でも本家でも薬鴆堂でも掃除してればいいと思うよ!!!!
すみません。でも猩影鴆押しなんで。
◎最終的なヒロインのアレ。
ヒロイン(本誌のリクオの相手。まあうちの場合は決まってるんですけど、いわずもがななんですけど)は誰だったのでしょう…今までの表現(氷麗押し)の結果、最後の最後で白無垢結婚式シーンとかも想定の範囲内だったのですが、まあコミックスであるかもしれませんが(期待または覚悟をしておきます)本編でそれが明記されなかったというか、絶妙に濁された?感じがしたので気になっております。
というか、氷麗が物語の語り手みたいになっていたせいなのかな。一線を引いた感じがしました。あと最後の戦闘シーンでも、氷麗の協力ではなく、羽衣狐の協力を得て戦ったせいもあるかも。氷麗が参加するんじゃなくて、傍観者になってるんですよね。
最終的な接触といえば淡島さん有利に見えてしまってなりません。大穴過ぎる。
淡島さんはリクオ好きすぎだし、最後の宴会にも行ってるし、イタクは行ってないし(イタクと淡島はそういう仲では…なかったんですね…?妄想入りすぎた…?)遠野の新世代の有力者と奴良組大将の縁組はそれぞれの組の繋がり強化にもなって結構いいんじゃね…?とか思っちゃいました。
まあリクオは「全部おれ/ぼくの(仲間)」って思ってる感じがするので、それでいいのかな。
◎見返したらまた違う感想になるんだろうなあ
面白いです。
[2回]